最古の天体描写か、ドイツで公開

【5月24日 AFP】ドイツ中部ハレ(Halle)の先史博物館で、人類最古の天体描写とされる装飾の施された円盤状の青銅器「Star Disc of Nebra」が展示されている。約3600年前のものと推定される。同館では、ほかにも欧州各地で見つかった青銅器時代の出土品をいくつも展示している。(c)AFP

ということらしいが、この記事の「人類最古の天体描写」とは本当だろうか?ハレ先史博物館を探ってみよう。

ハレ先史博物館:
ハレHalle先史/原史/初期史州立博物館 Landesmuseum für Vorgeschichte - Ur- und Frühgeschichte

Die Himmelsscheibe von Nebra
この博物館のオリジナルサイトを探っていくと、ありました、ありました、先史時代の天体(ネブラ、Nebra)を青銅器に記したものだということで、描写されているのは、太陽と月と大地、そして月の光を頼りに夜の海を行く船をかたどったものだということ。

この遺物は、1999年にMittelbergという遺跡から無断で掘り出されたもので、非合法に売買されたのち、2002年2月に州当局に押収された。

ハレ先史博物館のプレス発表:
Pressekonferenz "Eröffnung Landesmuseum" am 22.05.2008, 11:00

参考資料:
Landesmuseum eröffnet mit der Himmelsscheibe
Nach eineinhalbjähriger Generalsanierung öffnet das Landesmuseum für Vorgeschichte am 23.05.2008 wieder seine Pforten.


プレス発表用の参考資料パンフレットによると、博物館の改修工事がすんでお披露目の展示にこの「最古の天体描写」をもってきたらしい。